保存という名の祈り。信じたい永遠の昇華と、縋りたい過去との決着。

 

不思議なことに、時々、

「もうこれを上回る瞬間は、二度と訪れないのではないか。」

と感じる瞬間が訪れる。

 

 

時を遡り、中学時代のこと。

まだ外の世界なんて知らなかった頃。

 

時間すら存在していなかったように思うほど、

ゆっくりと毎日が刻まれていた気がする。

 

 

気付けば、3年間の学校生活が終わり、

卒業式の日を迎えていた。

寒さと暖かさが入り混じった春の頃。

 

部活も、友人関係も、勉強も、恋愛も、

見たことない世界ばかりで、傷つくことも、

楽しかったことも色々あったなぁ。

 

なんて振り返りながら、

式の一節である卒業の合唱曲を唱う。

 

 

ピアノは友人が弾いていたんだけれど、

涙を零しながら、これまでの思い出を確認するように、

丁寧に1つ1つ鍵盤に指を添えて、

 

いつもよりゆっくりと奏でていたことを

未だに記憶に覚えている。

 

 

暖かい風が靡く春、初めて訪れた時に、

ものすごく巨大に感じた体育館の感覚。薫り。温度。

 

セミがそこら中で鳴き、木々は緑で生い茂り、

押し潰されそうになるほど強い日光に照らされる中、

クラス全員で泳いだ、塩素が香る水色のプール。

 

茶色い枯れ葉が端の方に敷き詰められていた、

古いプールサイド。プール後の塩素が香る教室と眠気。

 

神社で友人が好きな子に告白したこと。

特に目的も必要とせず、大勢で家に集まり遊んだこと。

 

 

その時の景色、香り、音、温度、全て覚えている。

 

それくらい感情の要素を潤沢に含んでいた、

断片の連続であったから、

 

体感的に、もうこれ以上の瞬間は、

二度と訪れないんじゃないか。と悟った。

 

 

式が一通り終わり、退場となった際、

文化祭で各クラスが歌った合唱が流れた。

 

当然、これも感情の要素を潤沢に含んだ、

断片の1つとして鮮明に覚えている。

 

中学生が積み上げた経験値なんて、

見てきた世界なんて、まだほんの一部にしか過ぎない。

 

でも、それゆえに、彼らから生まれる音には、

一切の雑音も混在しておらず、まっすぐで、

心に訴えかける何かがあった。

 

 

気付けば、退場で出口に向かって歩く中、

涙が止まらなくなっていた。

 

もう、これ以上の瞬間が訪れない。

信じていた永遠は、永遠ではなかったことに気付かされた。

 

ゆえに泣いた。周りが見えなくなるほど。

二度と戻ってこないと体感的に感じて、

勝手に涙が溢れてきた。

 

 

論理では決して説明できない。語れない。

直感と無意識のボリュームが急激に高まり、作用する瞬間。

時々、そんな瞬間が訪れる。

 

以前、路地の中にある小さなイタリアンを

一緒に食べに行った1個上の女性と、

会った瞬間もまさにその現象が起こった。

 

会った瞬間に、直感的に、無意識的に、

今まで会ってきた人とは明らかに異質な雰囲気を感じ、

 

実際に話してみて、この人を超える異性は、

今後現れないという感覚がした。

 

また会いたい。なんて思うことは、

普段ほとんどないのだけど、その時ばかりは、

それを心の底から願った。

 

 

しかし、それは叶わなかった。

解散した後に送ったLINEに、既読が付くことはもうなかった。

 

また会えることを信じていたものだから、

その分、やり残したことが多かった。

聞きたいこと、話したいことが沢山あった。

 

もう、それが聴ける瞬間は永遠に訪れない。

そう考えるとやるせない思いだけが沈澱した。

 

 

忘れられない人、忘れられない瞬間、

忘れたくないあの日の記憶。一瞬の出来事。

 

 

誰でもそういった断片を、

1つや2つは持っていると思う。

 

そして、その信じていた永遠を、

失うのが怖くて長い間、縋ってしまう。

前に進めない時があると思う。

 

その断片が、自分にとって、大切であるほど、

永遠だと思いたい。永遠だと信じたい。

 

 

しかし、実際は、そういったものほど、

永遠とは程遠く、自分の中で整理がつかないうちに、

ふっと風に乗って飛んでいってしまうことが多い。

 

出来ることならずっと続いてほしい瞬間が、

何もなかったかのように消えていってしまう。

 

信じていた未来がパタリと途絶えてしまう瞬間。

 

その瞬間の景色も、音も、香りも、

その人の顔も、仕草も、歩き方も、

少しずつ記憶から薄れていく切なさ。

 

 

そんな瞬間に、ひどくやるせなさを感じる。

無気力感だけが増していく。

 

どこにもぶつけられない想いを、

昇華しきれない想いを、夜の公園で1人、

ブランコを揺らしながら時間に頼り、

少しずつ溶解した時もある。

 

 

「時間が解決してくれる問題」も確かに存在する。

 

しかし僕は、こういった信じたい永遠は、

時間で解決してはいけないと思う。

 

「時間で解決すること=忘却すること」であり、

それは、自らその大切な断片を、

なかったことにしていると思えてしまうから。

 

 

そんなに酷で、悲しいことはない。

 

ではどうすれば良いか?

 

本当の意味で、過去への執着や未練を

払拭するためには、

 

忘却ではなく「昇華」が必要だと思う。

 

 

過去の経験を未来の糧とする。

過去の失敗や後悔を未来へ繋げる。

 

そうすることで、いつか、

「あの時の失敗は。後悔は。未練は。

あって良かったんだな。この時のためにあったんだな。」

と思える日が来るかもしれない。

 

そう信じたいし、そう祈っている。

 

 

そのために、記憶が薄れぬうちに、

声として、言葉として、画像として、、、

形あるものへと保存する。

 

今僕がこうして、言葉を綴っているように。

 

どんな形でも良い。紙のメモでも、

スマホのメモでも、ボイスメモでもなんでも良い。

とにかく保存すること。

 

 

僕も含め、人はなぜ過去に執着してしまうのか?

と考えたら、多分だけどおそらく、

 

「信じていたい永遠を、

相手も、自分も、いつか忘却して、

なかったことになってしまうことが怖いから。」

 

なのだと思う。

 

だから僕たちはいつまでも過去に縋ってしまう。

存在しない永遠を信じたくなってしまう。

 

 

僕にも、またその瞬間が訪れて欲しいと何度も願うほど、

信じていたい永遠はいくつもある。

 

ただ、時間は止まってくれない。

いつかはその、永遠になれなかった過去と決着をつけ、

前に進まなければならない。

 

だからこそ、無理に忘れようとするのではなく、

無理に時間で溶解しようとするのではなく、

 

真正面から向き合って、保存することで、

過去の呪縛から本当の意味で、

自分を解き放てるような気がする。

 

 

僕たちは、その失敗や未練と向き合い、

未来の時間軸へと繋げ、昇華させることで、

本当の意味で過去を受け入れられるのだと思う。

 

 

悲しくても、立ち上がれなくなっても。

記憶から薄れていくことに、やるせなさを感じても。

保存した断片はずっと鮮明に残り続ける。

 

 

保存という名の、永遠に対する祈り。

拭いきれない未練が宿った過去に対する決着。

信じたい永遠が崩壊した時の唯一の救い。希望。

 

 

あの時、この選択をしておけば、

もう一度会えたのかな。違う結果になったのかな。

という後悔が沢山ある。その未練や後悔はずっと頭から離れない。

 

でも、それを無理に振り払う必要はないのかもしれない。

 

その悔やんだ選択も、保存と、昇華によって、

正解であったと心から思える、

未来に辿り着ける可能性を知ったから。

 

 

出会いをなかったことにするのではなく、

出会えて良かったと思える未来にしていきたい。

 

 

そう、心の底から思える瞬間が訪れるかは、

正直今はまだ分からない。傷はまだ癒えていない。

完全に元通りに、回復することはもうないのかもしれない。

 

もしそうだとしても、今は、保存によって、

その出来事を、出会いを、大切な断片を、

未来で昇華するために動くことしか出来ない。

 

 

悲しみは消えない。でもそれで良いのだと思う。

過去の出来事は変えられないものの、

過去の意味は変えて行けると信じているから。

 

悲しみはいつか、意味として昇華される。

 

その瞬間にそれは、悲しみであると同時に、

自分にとって欠かせないアイデンティティの1つと

呼べる存在に変わるのだと思う。

 

 

そのため、一旦こうして文章として保存し、

信じていたかった永遠、過去との決着をつけ、

 

未来、その過去が昇華される瞬間を祈り、

傷つきながらも、また前に進んでみたいと思う。

 

 

叶わなかった永遠、実現しなかった未来を、

大切に保管して背負いながら。

 

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最後まで読んで頂きありがとうございました。