夜。月光。水面ですれ違う船舶。実質移動距離の総和=0という現象。

 

小さい頃、家の近くの港まで行き、

夜の海をよく眺めていた。

 

そこにあるのは、港の錆びれた建物と、

かすかな海の匂いと、波の音だけ。

 

外の世界から切り離されているようで、

すごく不思議な感覚だった。綺麗で寂しい。

真っ青で冷たいようで暖かった。

 

 

水面に幾つかの光が浮かんでいた。

近いものもあれば、遠くにあるものも。

 

当時、それが何かは分からなかった。

分かっているのは、それが光を帯びている。

ということだけ。

 

 

初めは遠くに点在していた2つの光が、

次第に近づいて1つになった時があった。

 

でも、その1つになったと思った光が、

再び2つに割れ、また遠くへと離れていってしまう。

 

何度見ても、これが不思議だった。

 

 

いくつか歳を重ねて、地元から離れて、

しばらくした時にまたそれを見にいった。

 

あの光の正体は、船だった。

 

近くに行けばエンジンの音も、

聞こえるのだろうけれど、

それはもう、夜の静かな波の音に飲み込まれてしまったんだろうか。

 

 

あの時、近づいて、1つになったと思い込んでいた、

重なったと思い込んでいた2つの光は、

 

ただ、すれ違っていただけ。だったんだと、

その時になってようやく分かった。

 

 

その日は冬で、いつもより星がよく見えた。

それでも船は変わらず、すれ違って、

水平線の端と端へ再び遠く離れていった。

 

あの頃、近づいているように見えたそれは、

本当はずっと、遠ざかっていたのだ。

 

 

「近づこうとすればするほど、遠ざかっていく。」

 

そんな現象がこれまで何度かあった。

 

そしてそれは、その最中ではなく、

ふとした瞬間に気付かされる。

 

雨のなか、傘を差してどこかへ歩いてる時や、

音も気配も消えた夜のベランダにいる時、

人の喧騒に埋もれた街にいる時など。

 

 

「あー。あれはたぶん、

始まってもいなかったし、終わりもないんだろうな。」と。

 

近づいていたと思っていたそれは、

あるとき、実質移動距離=0であったことに、

容赦なく気付かされる。

 

だとしたら、あれは一体なんだったんだろう。

全部、無かったことになってしまうんだろうか。

 

いつか、全部無かったことになってしまうなら、

いっそ始めたくもないし、近づきたくもない。

そう思ってしまう。

 

確かにそこにあったはずなのに、いつか、

0に帰納してしまうというのは、あまりにも悲しすぎる。

 

 

全部がそうであるわけじゃない。

 

でももし、近づこうとしても、

移動距離の総和が0のプロットから動かないのだとしたら、

そこに意味は残っているんだろうか。

 

 

夜。月光に照らされた波打つ海で、

遠くから近づき、交錯し、また離れていく、

 

あの水面に浮かぶ2つの光、いや2つの船に、

意味は託されているのだろうか。

 

それでもまだ、近づこうとすることに、

希望は残されているのだろうか。

 

 

始まらない可能性を潤沢に帯びているのに、

始まることを信じていいんだろうか。

 

心に穿たれた消えない出会いによって、

生まれる悲しみや切なさ、消失感を背負ってまで、

近づこうとするべきなのだろうか。

 

0に止まったプロットが何かをきっかけに、

動き出して、本当に近づく瞬間が訪れるのだろうか。

 

 

世界は不思議で、不条理なもので、

待っている時ほど来ないし、近づこうとする時ほど遠ざかる。

 

分かり合えると思ったのに、

結局分かり合えない瞬間ほど絶望は大きくなる。

 

 

いつかまた、時間が経って、

世界中から色んな感情を集めてきた後に、

もう一度あの2つの光を見に行きたい。

 

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最後まで読んで頂きありがとうございました。